【門扉設置】太陽光発電所施設へのフェンス設置は義務
こんにちは。
除草サービスみやぎです。
フェンスのない太陽光発電所も見かけることがありますが…フェンス設置はFIT制度により義務付けされています。
義務づけられている理由は、容易に人が出入りできないようにするため。
ご近所のお子さん達が中に入って遊んでしまったり、動物の侵入により感電事故が起こってしまったりすることのないように。
また近頃では「防犯対策」としても大きな意味があるものです。

フェンスに欠かせないのが「門扉」ですね。
「フェンスの設置」は以前もブログで紹介していますが、今回は「門扉の設置」を紹介します。

フェンス同様、必要な大きさの門扉を用意することになりますが、材質もサイズも多様です。
低圧の太陽光発電所では、幅・高さがなくても問題ないかとは思います(点検や除草に必要な機材が搬入できるサイズで良いと思います)
※今回設置する門扉は「防犯を強化」する意味もあり、やや大き目サイズのものとなります
門扉設置のポイントは「ポールの立ち上げに尽きる」と言っても過言ではありません。
そのポイントとは…
①扉がうまく開閉するように2本のポールの間の距離を正確に測る
②2本のポールが同じ高さになるように、深さを測りながら土を掘る
③ぐらつかないようにコンクリートで固定する
◎ポイント解説
①扉がうまく開閉するように2本のポールの間の距離を正確に測る
扉を付けた状態でポールを立てられたら苦労はないのですが…そう簡単にはいきませんので「ポールはポールだけ」で立てていきます。
2本のポールの間の距離を正確に計測しないと、扉が嚙み合わずに開かなかったり、開きすぎたりしてしまいます。
まずは説明書通りに計測していくことと、ポールの位置が決まったら「扉」をその位置に置いてみて、開閉が可能かどうかをチェックすることが大事です(面倒でも大事な作業です。計測を誤ったまま作業を進めてしまうと、ポールを立て直しするなど…後々苦労します)
②2本のポールが同じ高さになるように、深さを測りながら土を掘る
ポールの位置が決まったら、ポールを立てるだけ!というわけにもいかず…
2本のポールが同じ高さになるように合わせていきます。その道具が「水盛管」です。

写真の「水盛管」は自作ですが、Amazonやモノタロウでも売っています。
◎自作で準備するものは…
・太さ1㎝の透明ホース(設置する距離によりますが今回は5m)
・バケツ(もしくは2ℓペットボトル)
・水
◎使い方
・バケツに水を入れます(適当な量でOK)
・バケツを置く位置を決めます。位置を決めたらバケツは絶対に動かしません!
※外作業は風の影響もあるので絶対に動かない位置取りが大事です
・一方のホースの端をバケツにくぐらせて空気が抜けるまで水を通します(ちょっと吸い込むと水が簡単に進みますが…飲み込み注意です)
・基準となる1本目のポールにホースを合わせて、ポールを立てる穴の地面から「水の高さ」まで何㎝かを測る
※このホースの「水の高さ」がバケツの中の水の高さと一致していることになります(バケツの水の高さは水がこぼれない限りずっと一緒)
・2本目のポールに移動してホースをあてて、1本目と同じようにポールを立てる穴の地面からの「水の高さ」を測る(この時にホースから水が溢れないようにホースの口は上向きで移動します)
・1本目の「水の高さ」と同じになるように土を掘って(土を盛ったり…)ポールの高さを合わせていきます

③ぐらつかないようにコンクリートで固定する
ポールを立てるときの必須アイテムは「水平器」です。
ポールを立てる深さが決まったら「水平器」をあてながら固定していきます。
大きめ(30㎝)、かつ、磁石付きがとても使いやすかったです。

◎コンクリート施工



コンクリートがしっかり固まったら、扉を取り付けて終了となります。
コンクリートが固まるまで待つ必要がありますので1日作業ともいかず…
待つことも大事なポイントです。
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