「春一番」はまだこない?

こんにちは。

除草サービスみやぎです。

2月下旬から3月に入ってからも「強風」の日が多いな…と感じています。

特に2月は自社太陽光発電所での造成作業があり、外仕事の日が多かったので「強風」の中で作業をする日々が続いたからでしょうか…

この時期の「風」に関する言葉で「春一番」がありますね。

今日の強風は「春一番」なの…?ということで調べてみました。

◎春一番とは?

「春一番」とは、2月から3月にかけて発生する「最初」の強い南寄りの風のこと。

日本海を低気圧が発達しながら進むことで発生する強風であり、気温も上昇します。

「春一番」が吹くと本格的な「春の訪れが近い」とも言われています。

◎春一番の条件

気象庁が定めた条件を満たしてはじめて「春一番」と認定される(厳格ですね…)

  1. 時期:立春(2月4日ごろ)から春分(3月20日ごろ)までの間に発生すること
  2. 風向:南寄りの風(南風、南西風、南東風など)であること
  3. 風速:最大風速が概ね8メートル毎秒以上であること
  4. 気温の上昇:「春一番」が吹くことで気温が上昇すること

これらの条件を満たした場合に、気象庁が「春一番が吹きました」と発表します。

この厳しい条件により、毎年必ず観測されるとも限らず、条件が揃わなければ「春一番」が吹かない年もあるそう。

また、北日本では「春一番」は発表されません

2月 立ち枯れのススキが風に吹かれています

◎「春一番」はどうして起こるの?

「春一番」は、日本付近での気圧配置の変化によって発生します。

冬の間の「西高東低」の気圧配置から、南の暖かい空気を含む「低気圧」が日本海を通過し始める。

これにより、日本列島の上空に南から暖かい空気が流れ込み、「強い南寄りの風」が吹くのです。

この風が「春一番」として観測されることになります。

◎「春一番」が吹くと…

「春一番」は私たちの生活にさまざまな影響を与えます。

  1. 気温の上昇
     「春一番」が吹くと、気温が一気に上昇することが多く、冬の寒さが和らいできます。しかし、気温の上昇は一時的なもの…
     「春一番」の後に再び寒が戻る(三寒四温)ことがあるのです。
  2. 強風による影響
     「春一番」は非常に強い風。海上では高波が発生し、船舶の運航に影響を与えることがあります。
     太陽光発電所でも、フェンスや看板が倒れたりするなどの被害が出ることがあります。
  3. 花粉の飛散
     「春一番」が吹く時期は、ちょうど花粉が飛び始める時期…
     この強風によって花粉が広範囲に飛散し、花粉症の人にとっては辛い時期の始まりともなるでしょう。
  4. 黄砂の飛来
     「春一番」とともに、中国大陸から黄砂が飛んでくることもあります。黄砂が洗濯物や車に付着するなどの被害も…

「春一番」

冬から春へと季節が変わるときに吹く風、柔らかな言葉とも感じますが、単なる「暖かい春の風」ではなく
強風による被害や気温の変化など、私たちの生活にさまざまな影響を与えるものなのですね。

「春一番」が吹いたら春の訪れが近いことを感じながら、花粉や気温の変化による体調管理にも気を付けていきましょう!

※2025/3/21追記:関東地方の「春一番」2025年の発表はありませんでした

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