造成工事のトラブル

以前、造成工事を行った際のトラブルです。
元々が耕作放棄地(田)であったため泥濘がひどい土地です。そこでまずは土を大量に入れていきます。
結局10トンダンプで20台程度入れました。
直接田んぼへ乗り入れは出来ないので、大型の敷鉄板を設置して搬入ルートを確保します。
その設置作業だけでも大変でした。

作業を開始して早々、1台目のダンプがやってきました。土を降ろして戻ろうとするとタイヤがスリップして道路に戻れません。
自力で脱出しようと何度も試みますがタイヤはむなしく空転するのみ。
ドライバーはとても困った様子。そりゃそうです。普通車ならJAFを呼べばいいですが、10トンダンプを救出するには大型の重機等が必要になります。
とはいえ、こちらにできることは何もありません。・・すると、ドライバーが「重機で押してもらえませんか?」と助けを求めてきました。いやいや、こちらの重機のサイズはとても10トンダンプを押せる力があるとは思えません。それにダンプを壊してしまうかもしれません。
「いや無理ですよ」と返すものの、ドライバーもこの状況を早く脱したいので、「多少壊れてもいいので。押してください!」と譲りません。仕方ないので、「壊れても責任取れませんよ」と念押しをして重機でダンプの荷台部分を押します。

何度か押していたら無事脱出することができました。

投稿者プロフィール

除草サービスみやぎ